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矯正治療は歯を抜くの?
本格矯正治療(Ⅱ期治療)において、時には小臼歯を抜歯して治療を行うこともあります。「歯をきれいに並べること」だけを考えれば、ほとんどの場合抜かずに治療が可能です。しかし、矯正治療の目標は、単純に歯をきれい並べることだけではなく、上下顎にわたり緊密かつ,機能的な咬合,また口唇閉鎖不全の除去や調和のとれた口元を提供し,長期にわたる安定を目指すことです。
ゆえに、抜歯か非抜歯を決めることは、歯科矯正の診断で最も重要なポイントであり、治療の要と言えるでしょう。
矯正歯科治療では、主に三つのポイントから抜歯、非抜歯を診断いたします。
●口元をきれいにする
口元は前歯の歯並びの状態を象徴して、形成されております。例えば、出っ歯で上の歯が前に出ていると、唇を閉じる時、口の周りの筋肉が緊張し唇を無理やり閉じる形になるため、口元が飛び出ている状態になります。このような時は、小臼歯を抜歯することで前歯部を後退させ、唇を閉じた時の口元の緊張、突出感を改善します。
E-line(鼻の先端と顎の先端を結んだ線)は口元の突出度を評価する基準線となります。日本人は上下の口唇がライン上もしくは少し内側にあるのが理想とされています。
●歯とあごの大きさとのバランス
歯の大きさに対してあごが小さい場合、またあごの大きさに対して歯が大きい場合、歯を抜いて空隙を作ってあごの大きさに対して歯の大きさのバランスを整える必要があります。バランスがそれほど悪くなければ、問題のない範囲で歯の間を削ったり、歯列を拡大することにより対応できますが、限度を超えて行うことは、歯に対しダメージとなったり、歯を外側に大きく傾斜させてしまったりと、悪い状態へと導く結果となります。
●上下歯列の前後のバランスを整える(1歯対2歯の関係の確立)
反対咬合になっている場合、側方歯部は1歯対1歯の咬合を呈しております。小臼歯を抜歯し、空隙を利用し、下の前歯を下げることにより1歯対2歯の関係が確立できます。
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