大田区ささき矯正歯科TOP > 症状の種類と治療例 > 前歯の咬みこみが深い(過蓋咬合)
前歯の咬みこみが深い(過蓋咬合) とは
前歯が深く咬み込んでいる状態を「過蓋咬合」と言います。
通常は前歯の咬みあわせが下の前歯1/4程度覆っているぐらいが正常なのですが、中には、下の歯が全く見えないくらいに噛み合わせが深い症例もあります。
これは、歯の位置や傾きの異常によって起こっているもの、上あごまたは下あごの位置異常や大きさの不調和によって起こっているものなどが考えられます。
特に、骨格的に上顎前突の人に多いのが特徴です。成長期に過蓋咬合が認められる場合、正常な顎骨の成長を妨げ、今以上にその状態が悪くなる可能性があります。
過蓋咬合症例
●症例Ⅰ
主訴 | 出っ歯と横顔が気になる |
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診断名 | Angle Ⅰ 級 過蓋咬合を伴う上顎前突 |
年齢 | 26才3カ月 |
装置 | 上顎リンガルブラケット装置(裏側からのワイヤー)、 下顎マルチブラケット装置(いわゆるワイヤー装置)、パラタルアーチ |
抜歯部位 | 上顎左右第一小臼歯、下顎左右第二小臼歯 |
治療期間 | 2年8カ月 |
治療費(税別) | ¥950,000 (この他、検査診断料¥40,000、および来院時に処置料¥10,000または観察料¥3,000が、また装置除去時に保定装置料¥60,000が必要です) |
説明 | 下顎は、全ての歯に目立たない審美ブラケットを使用しており、ホワイトワイヤーも可能です。上顎は裏側からなので、慣れるまでは違和感もあり、発音しづらいかもしれません。また、歯ブラシも難しくなります。歯の磨き方が悪いと、虫歯や歯肉炎になりますので、歯ブラシは丁寧に行って下さい。リスクとしては、歯槽骨や歯根吸収が生ずることがあります。叢生の程度がひどく年齢が高い場合は、ブラックトライアングルと言って、歯と歯の間の隙間が目立つようになる場合もあります。 |
●症例Ⅱ
主訴 | 前歯の凸凹 |
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診断名 | Angle Ⅰ 級 叢生を伴う過蓋咬合 |
年齢 | 13才 5カ月 |
装置 | マルチブラケット装置(いわゆるワイヤー装置) |
抜歯部位 | 上顎左右第一小臼歯 |
治療期間 | 1年 9カ月 |
治療費(税別) | ¥750,000 (この他、検査診断料¥40,000、および来院時に処置料¥5,000または観察料¥3,000が、また装置除去時に保定装置料¥60,000が必要です) |
説明 | マルチブラケット装置が外れた後は、保定装置(後戻り防止装置)にて、経過観察を行います。リスクとしては、歯槽骨や歯根吸収が生ずることがあります。また、歯の磨き方が悪いと、虫歯や歯肉炎になりますので、歯ブラシを丁寧に行うことが大切です。 |
●症例Ⅲ
主訴 | 骨の中に埋まっている歯がある |
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診断名 | Angle Ⅱ 級 過蓋咬合 |
年齢 | 16才 6カ月 |
装置 | マルチブラケット装置(いわゆるワイヤー装置) |
抜歯部位 | 上顎右側第一小臼歯、左側埋伏犬歯 |
治療期間 | 2年 2カ月 |
治療費(税別) | ¥750,000 (この他、検査診断料¥40,000、および来院時に処置料¥5,000または観察料¥3,000が、また装置除去時に保定装置料¥60,000が必要です) |
説明 | マルチブラケット装置が外れた後は、保定装置(後戻り防止装置)にて、経過観察を行います。リスクとしては、歯根吸収が生ずることがあります。また、歯の磨き方が悪いと、虫歯や歯肉炎になりますので、歯ブラシを丁寧に行うことが大切です。 |
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